さくらブリッジでは、地域に合わせた内容で、
住民主体で活動する、地域空き家相談員を育成ししています。
近年、増加している空き家の中で所有者が、自ら所有する空き家を「どうしたいのか?」「どうするべきなのか?」決まらず、放置される空き家が増えています。また、実家等の空き家を相続した所有者の希望はあっても、どのような手順を踏めばいいのか分からず放置しているケースも少なくありません。
空き家問題に向き合うことは「持続可能な地域」を形づくるために避けて通れない課題です。
今後、人口減少により地域の社会構造が変化し、地域コミュニティが弱体化する可能性があり、これは地域のアイデンティティや文化にも影響を与えると考えられます。
空き家問題は、地域や所有者の積極的な関与がなければ、解決の兆しは見えてきません。
現状を少しでも改善し、所有者の意思や利活用可能な空き家を明確にするためにも、地域空き家相談員は所有者と真摯に向き合い、所有者の想いや状況に応じて、ケースごとに必要な専門家に繋ぐことができるコーディネーター役として、その活動が期待されます。さらに空き家予備軍への啓発活動をすることで、万一、空き家になった時にも迅速な対応が可能となります。
「地域空き家相談員養成講座」は、地域に合わせた内容で住民主体の空き家相談員を育成し、活動を仕組み化することで、空き家の掘り起こしと、流通・利活用の促進につなげることを目的とします。
カリキュラム例
「地域空き家相談員養成講座」は、一般的な座学による詰込み学習ではなく、グループワークによる身近な問題のアウトプットにより「自分ゴト」「地域ゴト」に繋げていくカリキュラムです。
一般的な空き家問題と地域に潜む身近な空き家問題を学習します。
空き家問題を「自分ゴト」「地域ゴト」に落とし込み、自分の身の回りや地域と
どう関連するのかグループごとに考えます。
土地・建物、家財の視点から、どのように空き家を管理しておけばいいのか、またケース別ごとにどのような専門家が必要なのかを学び、身近な空き家所有者に一般的なアドバイスができるための学習を行う。
これまで学んだことを、自分や地域にどう活かせるのかみんなで考えます。
地域の状況等により、内容や時間・回数が変わってきます。
その都度、地域の状況に合わせてカリキュラムを設計します。
【主な対象】
自治会等の地域住民、地域支援員、民生委員、地域公共団体等で活動している方、地域で活動している方、その他
我が家の今後チェックシート
空き家問題を身近に考えるためには、まず「自分ゴト」として落とし込む必要があります。そのためのツールとして、さくらブリッジは、廿日市市住宅政策課様と一緒に我が家や実家の今後について考えるチェックシートを作りました。
中山間地域や郊外住宅団地など地域状況の違いにより、チェックする項目は変わってきます。
受講を終えて、これから地域で活動される「地域空き家相談員」の皆様が、地域独自のチェックシート作って、地域の空き家対策活動を行うことも啓発活動に繋がります。
- 廿日市市浅原地区、津田地区、吉和地域、玖島地区、友和地区
- 広島市安佐北区あさひが丘
- 三原市本町地区、中山間地域の地域支援員
グループワークでの参加者からのアウトプットは、地域の生の声なので
行政の皆様にもとても参考になります。
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